お芝居つれづれときどき音楽

歌舞伎のこと、音楽のこと、いろんなこと、気の向くままによしなしごとを。

読了メモ - 市川染五郎さん関連

自分用メモ。何読んだか忘れてしまうからね。こうしてみると、染五郎さんたくさん本出してらっしゃるなあ、監修のものもあるけれど。

高麗屋の女房 1997年発行 (藤間紀子著)

 

市川染五郎と歌舞伎に行こう! 2000年発行

 

すこぶる染五郎 2002年発行

 

瞳に「気品」を、心に「艶」を  2009年発行

 

 

人生いろいろ染模様 2015年発行 

 

市川染五郎 人生いろいろ染模様・市川染五郎 (著) - 世界文化社|書籍・ムック

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これから読むメモ 

ハムレットはしなやかに舞う。 1999
27―市川染五郎 2000
キテレツ 2003
日本の伝統芸能はおもしろい〈1〉市川染五郎の歌舞伎 2002
歌舞伎(カブキ)  市川染五郎私がご案内します (児童書) 2006
染五郎と読む歌舞伎になった義経物語 2006
歌舞伎のかわいい衣裳図鑑 2008
歌舞伎のチカラ 2010
歌舞伎のびっくり満喫図鑑 2010
染五郎超訳的歌舞伎 2013
新版 日本の伝統芸能はおもしろい 市川染五郎と歌舞伎を観よう 2015
バイリンガルで楽しむ歌舞伎図鑑 2016

 

双蝶のうたたね

もう終わってしまいましたが、中村歌昇、種之助兄弟の写真展「双蝶のうたたね」を見てきた記録です。
写真家は笹口悦民さん。写真OKだったので気になったものを載せておきます。
https://www.sony.co.jp/united/imaging/gallery/detail/170901/



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「双蝶のうたたね」というタイトルが素敵。入り口の壁にスライドショーで右の写真が浮かび上がっていました。

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いくつかの写真には、役者さんのコメントのキャプションが入っています。これがまたいい。


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顔をして支度をしている写真が多数。素の役者から役へ変身していく様子はさながら、さなぎから蝶にかえっていくのを見るようです。



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この左の写真の構図がとても好きです。支度を終えた様子をそっと覗くような。三角形に切り取られたライン。


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支度を終え、気持ちを整えているところでしょうか。静かな空気感が伝わってきます。


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大好きななめくじさんシリーズ。

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二人がかりで着付け。

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出を待つところ。暗い中で何を思っているのでしょうか。


写真はないのですが、水の上で兄弟二人が素踊りで舞う映像もあり、上からのアングルで撮られていたり、踊ることで水しぶきが上がる様子が描かれていて、新鮮でした。

舞台裏を覗かせてもらったような展覧会。またぜひ見てみたいです。

9月、10月衛星劇場 見る予定メモ

録画忘れないように衛星劇場の見たい演目、自分メモを作ることにしました。9月は放映済のも含む。

9月

◆毛抜
市川染五郎

◆艶紅曙接拙~紅翫
中村勘九郎 中村七之助

◆団子売
片岡仁左衛門

◆博奕十王
市川猿之助

◆屋敷娘/石橋
中村米吉

勧進帳
市川團十郎 松本幸四郎

◆口上
市川猿翁 市川猿之助 市川中車 市川團子

義経千本桜~川連法眼館の場
市川猿之助

◆高坏
中村勘三郎

竜馬がゆく~風雲篇
市川染五郎 市川亀治郎(現・猿之助) 

信濃路紅葉鬼揃
坂東玉三郎 中村勘太郎(現・勘九郎)

 

10月

◆猿若江戸の初櫓
中村勘九郎 中村七之助

◆梅ごよみ
市川染五郎 中村勘九郎 

◆<シネマ歌舞伎>「歌舞伎NEXT 阿弖流為アテルイ〉」 6,29
市川染五郎 

◆権三と助十
中村獅童 市川染五郎 中村七之助 

あらしのよるに~序幕・第一幕
~第二幕・第三幕
中村獅童 尾上松也

女殺油地獄 <字幕付>
片岡仁左衛門 

 

HDDの容量足りるんかな…?

2017年9月秀山祭昼の部@歌舞伎座

昼の部感想。夜の部とまた毛色が違って楽しい。気づけば萌え語りになってしまうのはなぜ…。

毛谷村(けやむら)

強くて心優しい六助のいい男っぷり。染五郎さんと子役との絡みが可愛くて可愛くて。なぜ母親がいないの?と泣く子供につられ、自分も母を亡くした身の上を思って泣く六助。おもちゃで遊んであげてもイヤイヤされるとことか、勘違いしたお園が切りかかってきて緊迫してるのに、目を覚ました弥三松が空気を読まずに太鼓をねだり、六助「今はだめ」弥三松「イヤ!」のやり取りとか、仕方なしに六助がでんでん太鼓しながら語るとことか、可愛い要素ありすぎて悶える。

押しかけ母に押しかけ女房で忙しい六助の家。お園はキリっとかっこいい女武道だったのに、六助が許婚だと気づくや急に女っぽくいそいそするのが面白い。空炊きはあかんけどね。確かめてから火をつけましょう。

敵討ちにいかんとするところで幕なので「ここで終わり?」という感想を見かけて、確かにと思いつつ歌舞伎の「この先まだあるけどここでお終い」的な幕切れに慣れてきたのだなあと思ったりします。まあきっと仇討は成功し、六助とお園は夫婦として姑と妹の子と一家四人で仲良く暮らすのでしょう。六助は尊敬する師匠の後を継いで家を盛り立てていくのでしょうか。

一応結末が気になって続きを調べていたら、通しでH23年に仁左衛門さんが初役でやってはったのを発見。@大阪松竹座。昼夜で盟三五大切との抱き合わせ。何それ美味しい…。あ、仇討はちゃんと成功してました。

道行旅路の嫁入

壱太郎さんってやっぱ色っぽいひとだなあ。本当に14、5くらいの若い娘に見えてきます。愛しい人を思う表情、子供を抱いてあやすしぐさ、そんな娘を見つめる母(藤十郎さん)の眼差しがね、ぐっとくるのですね。

極付 幡随長兵衛

吉右衛門さんの長兵衛の親分っぷりがとてつもなく格好いい。紺(黒?)の着流しに「ひゃああ格好いい!!」と心の中で悲鳴を上げていたら、着流しから紋付袴に着替えるところで「この姿もなかなか格好いいのですが、水野の館に訪問するので正式な装いに着替えるのです」的なイヤホンガイドさん解説。かっこいいって言ったね?やっぱ思いますよね?

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染五郎さんの水野、高貴な雰囲気が大変似合います。舞台上の桟敷席がひらいて登場、こんなところにいたのかと意外で楽しい。しかしひたすら卑怯なお侍。

子役の長松が見得を切ってみせたりで客席も沸きます。子別れの場面では幼い長松だけが状況をわからずに「早く帰ってきてね」と言うのがなんとも悲しい。部下のひとりに耳打ちしてどこか使いにやらせたのは、棺桶を注文させに行ったのだとイヤホンガイドさんの説明。これ、解説されなかったらわからなかったなあ。

言葉がうつくしいなあと思っていたら、黙阿弥作でした。やはり好きみたい、黙阿弥さんの脚本。義太夫狂言ではないのに義太夫を取り入れたのも黙阿弥の工夫なのだとか。イヤホンガイドさんはいろいろ教えてくださるのでいいなあ。

手紙を書くということ

頂き物をしたのでお礼の手紙を書くために久々に筆をとった。手紙を書くのはいつも「久しぶり」になってしまうので、毎回レイアウトのお作法を調べて思い出しながらである。
小さい頃はよく祖母に手紙を書いていた名残か、綺麗なレターセットや切手を集めておくのが好きだ。大好きなモチーフの入った美しい便箋があればつい手に取ってしまう。年にたった数回のこんな日のために戸棚で待ちかねていた紙物たち。便箋を選び、封筒を選び、切手を選ぶ。季節の挨拶を考え、結びの言葉を考える。主題とは関係のないそれらの彩りがこの上なく愛おしい。
メール、LINE、便利なものたちを使って要件だけの素早いやり取りをしているのがわたしの日常である。しかし手紙を書くときはひどくゆっくりと静かな時間が流れている。急いては文字が乱れる。すっかり文字を書くことから遠のいてしまった今日では、丁寧にと気を遣わなければ字も読みやすく綺麗にならない。これほど相手のことをじっくり考えて向き合う時間は、なんだかとても貴重だ。手紙に限らずとも文章を書くというのは心を取り出すみたいな行為だけれど、取り出した心にたくさんの想いを添えて、彩って渡すのが手紙だと思う。

2016年11月@初めての歌舞伎座

幕見という制度を知り、仕事後に行ける演目から駆け込んでみた初歌舞伎、初めての歌舞伎座

芝翫さんと息子さんたちの四人同時襲名の幕が美しくて写真を撮っていた。カメラ画像を見返していたら出てきたので、ここに貼っておこうと思います。

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見たのは盛綱陣屋だけで、なんと悲しくやりきれないお話だろうと、そして歌舞伎はテンポがたいへんゆっくりなのだなぁとじれたことくらい。それが私の初歌舞伎体験でありました。

今思えば、夜の部頭の綱豊卿を見ておけば良かったのに…!仁左衛門さんが出てたのに…!口上も聞いておけばよかったのに、と思うけれど、平日では間に合わない時間であったし、その頃は仁左衛門さんを存じ上げなかったので仕方がない。

芝翫奴という舞の演目も見ようと思えば見れたけれど、盛綱陣屋が結構長いのでそれだけでいいかと見ずに。まさか舞踊を好きになるとは思ってもいませんでしたしねぇ。

あの頃の自分に囁くことができるならば、夜の演目、幕見でもいいから休日に頭から見ておきなよ、と言ってやりたいのです。

2017年9月秀山祭夜の部@歌舞伎座

秀山祭夜の部の感想。盛りだくさんの一夜でした。

逆櫓(ひらかな盛衰記)

悲しみを押し隠すように、孫の形見を捨てておけと一度は言う権四郎、驚くお筆に止める樋口、侍が我が子のことで未練があっては笑われないかと問う権四郎、誰が笑うものかと答える樋口、大泣きに泣く権四郎と一同。吉右衛門さんの樋口だけではなく、歌六さんの舅権四郎、雀右衛門さんの妻お筆、仮初なれど家族皆が一同に哀しみ、喜び、やはり悲しむという複雑に入り組んだ感情があの場面に色濃く漂っていて素晴らしかった。ベテラン揃いだから生まれる雰囲気なのかもしれません。

後半、樋口と敵方大勢との立回り場面は、碇知盛の元ネタなのだとか。確かに碇が豪快に出てきていました。

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若君を助けたい樋口の気持ちを汲んで「前の夫の子」と偽る権四郎、真実を分かっていて恩情をかける左團次さんの畠山重忠、恩情に報いんと切腹しようとする樋口、それを止める重忠、縄かけられて若君と主従の別れをする場面、若君の「樋口、さらば」の一言の重み。時代物、少しずつ好きになっているかもしれません。

再桜遇清水

さて問題話題の染五郎さん大活躍劇。ネタバレありで行きますので未見の方は見てからで。絶対ネタバレ見ないで見た方が楽しいです、いろいろ衝撃的なので!

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