行ってきました、歌舞伎と手仕事。気づいた時には申込日過ぎてたけどWeb申込の延長に救われ、無事に。ツイートまとめ+追記なかんじで、メモです。
https://tokyoteshigoto.tokyo/newsevent/kabukizaevent/
あ、服装はお着物でした。が、どんな色味だったか全く思い出せず…不覚…
#歌舞伎と手仕事 。 #笑也 さんのトークは相変わらず楽しい!あんまりおかしいんで機械操作してたスタッフの方の肩が時々震えていた気がします(^^)
— andante (@andante_presto) 2017年8月1日
出てきて早々、自己紹介を、何か言いたいことをと言われ、なぜかダイキンのエアコンの話。戦艦ヤマトの空調はダイキンだったとか豆知識まで。 pic.twitter.com/8I1Qgy0HTY
高校は機械科。理系からこんな芸術の方向に進むひとなんていないですよぉ、と。友禅の仕事がしたくて、習っていた先生に美大受験を進められたが2つとも滑った。 #氷艶 に引っかけて、滑るの得意ですからねぇ、と(笑) #歌舞伎と手仕事 #笑也
— andante (@andante_presto) 2017年8月1日
歌右衛門さん、梅幸さん、先々代の勘三郎さんが面接官。今思えばすごい人たち、当時は全然知らなかった。
— andante (@andante_presto) 2017年8月1日
歌右衛門さん「どんな役者になりたいの?」#笑也 さん「下から支える役者になりたいです」
歌右衛門さん「耐えることね」
って物真似しながら(*^^*) #歌舞伎と手仕事
発表を待つ間、公園?でボート漕ぎにいって美川憲一(だったかな?)を見かけて「ここ東京なんだ」と、そっちの方がよっぽど興奮した。
— andante (@andante_presto) 2017年8月1日
知らないって強いですよお、と #笑也 さん。
研修入って2ヶ月で青田刈り、現 #猿翁 さんのお弟子さんから声がかかった。 #歌舞伎と手仕事
「猿之介って知ってるよな?卒業したらうちのところにこいって師匠が言ってるから、まぁ考えといて」と。
ずいぶん軽いですねぇと司会の三朝さんつっこむ(笑)
卒業した後は、虎の後ろ脚に抜擢されてそれが認められたそう。そういえば、最近馬の脚をやれる人が少なくなってかけにくい演目がある、なんて話もどこかで聞いたような。
次は馬の後ろ脚で、襖?を飛び越えるシーンがあり、初日空いても5日くらいまでできなかったが馬が駆ける夢を見て、これだと思い付き、前足の人と相談してやったら一発でできて、お客様から拍手。これで役者がやめられなくなった。
あまりこう(なよなよとするふり)動けないので、「お姫様役が向いてるよ、動かないから」と。いや、動かないんじゃなく動けないんだけど、と。
— andante (@andante_presto) 2017年8月1日
町娘は苦手で「品がある!」と怒られた。品があるって言われてもどうしたら…。 #歌舞伎と手仕事 #笑也
立回りを教えてくださる先生の話なども。国宝級の技で、辰之助さんと初詣?かに行かれたとき、神社の階段を、一段づつくるっと回って上がって見せたと聞いたくらい。
振り上げたときに切っ先がさがっていると叩かれた。後ろの人に当たると危ないからで、歌舞伎の立ち回りは切っ先を下げない。
女形はお風呂の入り方から教わった。椅子を使わず片膝立てて座り(脚を広げないため)、シャワーもをばしゃっとかけるのではなく、こう(斜めになって)お湯を受け流す?迎える?言葉は忘れてしまいましたが、そのようなことを。
今はそういうことは教えないようで、椅子に座って脚広げて「お疲れさまでーす」ってばしゃっとやってる(笑)と。
歌舞伎役者は自分の頃(?)は800人くらいいたが今は減っていて、昔は(人数比が)ピラミッドだったが、今は特に三階さんが減っている。ここくらい(花篭)の大部屋に10人だけという時もある。
舞台の失敗談。師匠と師匠の弟さんと共演したときに台詞が急に真っ白になって飛んで「△◎×*~△◎×*」と台詞にならない音を喋って…あとで謝りにいったら師匠にはどやされ、弟さんには「あんた宇宙人だったんだねぇ」って(笑)
誕生日の日に、歩数を間違えたのかくるっと花道に踏み出すところで一歩ずれていて、綺麗に舞台下に落っこちた(怪我はなし)とか。
#氷艶 話は概ね既出かな? #染五郎 さんがアイスホッケーのドラマに出た後、
— andante (@andante_presto) 2017年8月1日
染「アイスホッケーチーム作ろう」
笑「誰がいるんですか」
染「(染五郎さんと) #笑也 さんとアツシ」
笑「最低でも17人いないとできないんですけど」って(笑)
#氷艶 の稽古で滑っていて、浅田舞さんと同じスピード!と喜んでいたのに、重い衣装を着たら全然スピードが出ない、と悔しそうでした(*^^*) #歌舞伎と手仕事 #笑也
— andante (@andante_presto) 2017年8月1日
#笑也 さん、散々面白い話されてたのに、最後に一言と言われ、
— andante (@andante_presto) 2017年8月1日
( #歌舞伎と手仕事 で展示されたような品を)愛用してください、使ってください。歌舞伎を見に来てください。使ってくださる方見てくださる方がいなくなったら失われてしまうんです、と。最後に何と大切な言葉をくださるのだろう。
それも「買ってください」ではなくて、「愛用してください」というところが素敵だなと。愛用して使い続けてください、ということ。
— andante (@andante_presto) 2017年8月1日
「歌舞伎は高いから月1回くらいで、落語は週1くらいで」と笑わせつつ、司会の落語家さんも推してくださる心配り、お見事でした。 #歌舞伎と手仕事 #笑也
そんなわけで迷っていたけれど購入した流し染めのハンカチ2000円。きれい。ひとつとして同じ模様がないのが楽しいです。
— andante (@andante_presto) 2017年8月1日
ポチ袋はアンケートを書いてもらったもの。手刷りだそう。かわいいうさぎ。 #歌舞伎と手仕事 pic.twitter.com/favD2zsaAW
展示販売の品は歌舞伎にまつわるものも。歌舞伎にちなんだ反物、猫連獅子に猫助六!猫好きのハートを撃ち抜きますね…
— andante (@andante_presto) 2017年8月1日
コーディネート紹介で、牡丹に獅子の帯も。素敵! #歌舞伎と手仕事 pic.twitter.com/28OVgN4qZN
こういうの見ると、着物っていいなと思うけれどなかなか手が出せないでいます。中学校くらいで着付け習う機会があったたらいいなぁ…私立の子で中学か高校で習ったと言っていたのがうらやましかった。
学校の先生は超忙しいので外部講師を呼んでとか…ムリか…
染色家の方のお話
こちらも興味深かったです。歌舞伎の演目は決まってからかかるまで期間が短いので、普通は別の職人さんに頼むところを一人何種類もの仕事を身に着け、普通1か月かかる着物を10日で、深夜まで仕事をして仕上げるのだそう。
歌舞伎座と演舞場でもライトが違って見えるので難しく、演舞場で助六がかかったときに、助六の黒い着物が演舞場の赤いライトで赤っぽく見えるので、わざと青っぽい黒で染めたとか。
藤十郎さんが襲名のとき、衣装に藤が入っていて、これ10本入れられないか、と。お客様からは10本あるとはわからないけれど見えないところにもこだわられるとか。
成田屋さんの茶色(柿色)はベンガラ?という特殊な染料を使っていて、すごく色落ちしやすいけれど鮮やかな色が出るので役者さんは承知でそれにこだわられるとか。
いろんな職人さんの手に歌舞伎は支えられているんだなぁと思いました。
落語 高座一席(春風亭 三朝さん)
初めて生で聞いた落語も楽しかったです。落語家は舞台に出ても高座に座るまでは演じない、というようなことを勘九郎さん?が仰ってたというのをどこかで見かけましたが、確かに高座に上がるまでは、素じゃないんでしょうけど素に近いなと、役者との違いもまた面白く見ました。
夏の暑い夜、日本のものにまみれて楽しい時間を過ごせました。