幕見という制度を知り、仕事後に行ける演目から駆け込んでみた初歌舞伎、初めての歌舞伎座。
芝翫さんと息子さんたちの四人同時襲名の幕が美しくて写真を撮っていた。カメラ画像を見返していたら出てきたので、ここに貼っておこうと思います。
見たのは盛綱陣屋だけで、なんと悲しくやりきれないお話だろうと、そして歌舞伎はテンポがたいへんゆっくりなのだなぁとじれたことくらい。それが私の初歌舞伎体験でありました。
今思えば、夜の部頭の綱豊卿を見ておけば良かったのに…!仁左衛門さんが出てたのに…!口上も聞いておけばよかったのに、と思うけれど、平日では間に合わない時間であったし、その頃は仁左衛門さんを存じ上げなかったので仕方がない。
芝翫奴という舞の演目も見ようと思えば見れたけれど、盛綱陣屋が結構長いのでそれだけでいいかと見ずに。まさか舞踊を好きになるとは思ってもいませんでしたしねぇ。
あの頃の自分に囁くことができるならば、夜の演目、幕見でもいいから休日に頭から見ておきなよ、と言ってやりたいのです。