お芝居つれづれときどき音楽

歌舞伎のこと、音楽のこと、いろんなこと、気の向くままによしなしごとを。

2017年10月5日 市川染五郎ディナーショー@雅叙園

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ツイートまとめ+ちょっと追記。

ディナーショーを始めた経緯は、敷居が高いと思われている歌舞伎をもっと知ってほしい、ということだったよう。そう仰るだけあって色々解説も挟みつつ盛りだくさんでした。(歌舞伎座に行くよりディナーショーの方が敷居高くないかな…?とおもったことはひみつ。どうなのかな、人によるかな。)

朱色の緒を締めて、叩く直前に緩めるタイミングが難しいのだとか。タイミングが早すぎたとき、遅すぎたときも実演してくださいました。ぴったり合うと綺麗に音が響いて違いがわかりやすかったです。

連獅子の流れで手獅子を使った踊りも披露。獅子に連なる赤い布が美しい。妙に赤が似合います、染五郎さん。後ろ姿で首に赤い布が巻き付いている瞬間、どきりとさせられました。

桜姫東文章を幸四郎さんが権助、染五郎さんが桜姫で共演した話。桜姫が襲われるとき、「父の顔がここ(すごい間近)にあって…」と。何をしてる親子なんだと思う(我に返る)こともあったとか(^^)

リンク先↓に丁度お二人の画像発見!クリックすると写真大きくなります。H12年ですから15年前?

葵上・隅田川|文化デジタルライブラリー

歌舞伎・鶴屋南北|文化デジタルライブラリー

色々な素踊りを見ながら、あの体躯はどうなっているのだろうと。舞踊を知らないので着物に隠された動きまではわかりません。ただ、芯がすっと一本通ってぶれないことだけはわかります。踊って、息が切れるのにすぐトークに映るのも凄いです。

◆質問コーナー

会場その場で手を挙げた方の質問に染五郎さんが答えてくださる時間が!

あんこの入っているお菓子でもいいから、もちょいスイーツらしいものを言いましょうよ(笑)

照れ隠し、ってのはご自身で仰ってました(笑)。間接的にでも娘にカッコいいて言われたら、世のお父さんがたは嬉しいよなあ。

染五郎さん本(染五郎超訳的歌舞伎)の猿之助さんとの対談でも、若さへの敵意?が現れていましたね(笑)

とはいえ高いので、思いきって行く!という感じではありますが、食事も和のフルコースで美味しかったです。献立とお料理の一部をご紹介。

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お酒飲まれる方ならアルコールも召し上がれますから、お値段も納得かなと思います。ぜひ♪