だいぶ経ってますが、ゲキシネで見てきました。ツイッターまとめつつ感想追記。
#朧の森に棲む鬼 @ゲキシネ。オオアマがやさしく見えるくらいに、ライは残酷で衝撃的だった。どんどん悪い顔になってく染五郎さんがやっぱり格好いいんだな…。格好いい、と言ってしまうことに後ろめたさを覚えるくらいに酷い奴であった。でもあの凄まじさに惹かれるのも事実。 pic.twitter.com/u6tDd2NrOq
— andante (@andante_presto) 2017年8月21日
だんだん這い上がって、衣装も変わって悪さが露骨に出てきて色気も増してくるんです。最初からひどい奴なのは見えているのですけどね、人の女房売り飛ばしたり。
女を口説き落とすシーンの #染五郎 さんの色っぽさと悪い顔よ。うわぁ。。。そして転落していくときの形相も。好きだなぁ。
— andante (@andante_presto) 2017年8月21日
あと、どれだけ「食べ頃」ってって言わせたいんだ中島さんは…と思ってしまった。朧の森もアオドクロも! pic.twitter.com/S7gZPSHTsE
ライが最後に朧の森に取り込まれていく滝の場面。パンフで中島さんが、いのうえさんんがやりたいラストシーンがあると仰っていたのはこれなのですね。いやーインパクトありました。
阿部サダヲさん、やはり歌がお上手!コミカルな演技は楽しく、目の見えぬ殺陣は鳥髑髏を思い出す素早さ。
— andante (@andante_presto) 2017年8月21日
古田新田さんの親分感がいい味わい。マダレも悪人だけど子分への情はあるんだろうな。そこがライとの大きな違いで分かれ道。 #朧の森に棲む鬼 pic.twitter.com/ySEOC61IfC
ライがキンタにひどい扱いをしたとき、マダレがライに対して少し気持ちが違う方に行く瞬間の深みが凄い。後半、完全に決別するときの「らしくねぇなあ、妹助けるためにお前敵に回すとはな!」「お前に言われたから掘ったんじゃねぇ、物心付いた時から絡みついてんだよ、俺の運命の蛇はな!」のくだりも大好き。
キャラ的には秋山菜津子さんのツナが一番好き。武人の家で家督を継がねばならなかった強い女。男装っぽい衣装もめちゃくちゃ格好いい。憎しみに燃える表情も素敵だ。
— andante (@andante_presto) 2017年8月21日
ライにわざと女っぽくしなだれかかるけど、むしろ固いままでほんのり綻びが…の振りをする演技で見たかったな。 #朧の森に棲む鬼 pic.twitter.com/bgxQbwCCdr
でもよく考えると、それではあまりに自分の気持ちに近づき過ぎて演技と本気の境が混じってしまいそうだから、あえて自分らしくない「女らしくしなだれかかる」演技で騙そうとしたのかもしれない。
すべてが終わって、ツナの
「こんな激情に駆られることは もうないのだなと思っただけだ…」
という台詞が辛い。ライを殺すことだけが残された正義、と言い繕うツナを
「正義なんかじゃねぇ そいつは復讐ってんだよ!」
と嗤い
「旦那のことなんか欠片も思っちゃいねぇ、俺のことで頭がいっぱいだろう」「好きも憎いも同じことなんだよ!」
とのたまう、ライの言葉通りになってしまったような…。妹を見捨てないお兄ちゃんマダレがいるので死ぬことはないだろうけれど、なんだか心配なツナ様である。
朧の森、 #染五郎 さんの見得+飛び六方のあとにサダヲさんの模倣が楽しい。最期のライの見得も歌舞伎要素かな。
— andante (@andante_presto) 2017年8月21日
振付けに松本錦升さん名義があったので、日舞っぽいところは #染五郎 さんが振りつけた模様。女官の扇の舞のとこか。 #朧の森に棲む鬼
あ、なかなか露骨なシーンがいくつかあるので苦手な方はそっと目を閉じましょう。もう少し描写控えめだと嬉しいけどこういうノリなんだろうな。ちょっと正面からのアノ絵は苦手であった。
でもキスシーンは色気たっぷりで最高。ツナ様の顎掴んで接吻してさらに顎をぐいと持ち直して深く口づけるところとか、私のツナ様に何すんのー!(え)と思いつつ理性が飛ぶかと。自粛せねばならないことを言いそうになるくらいな色気。そして全体的に悪い染五郎さんが存分に見れて大変満足でした!
衛星劇場でも放映してくれたので、録画がいつでも見られるのですよ…ふふふ…。