お芝居つれづれときどき音楽

歌舞伎のこと、音楽のこと、いろんなこと、気の向くままによしなしごとを。

20171021妄想歌舞伎 〜染五郎ファイナル@ハンズエキスポカフェ銀座

チケット1分完売の妄想歌舞伎に行って来ました!

少し早く着いてカフェの前で開場を待っていたら、

早く着けてよかった…!受付を済ませてから売り場を物色していたらまた金太郎さんと遭遇…ひゃあ!始まる前からテンションがおかしくなってしまう。

本編

おしゃれな雰囲気のカフェに「なんかいつもと違いますね」と倫子さん。だがしかし、染五郎さんは自由自由。みんなで呼んだら登場されるとのことで、「染五郎さーん!」と呼ぶも、おや、登場しない?しばらくしてそっと入り口の壁から顔を半分覗かせる染五郎さん(自撮りか)。ためにためて、ようやく濃い緑の長袖シャツに堅あげポテトのTシャツでゆるっとご登場。乾杯のご発声は「…乾杯!」と超シンプル(笑)

お値段8900円。高い!との声に「これ一冊で一生役に立つと思えば安いですよね」えー!

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「女性は毎日化粧しないと行けないの、大変ですよね」と突然仰って「化粧はしなきゃいけないの…?」と会場に問いかけ。しかし毎日舞台で何役分も化粧し直している歌舞伎役者さんの方が、生涯の化粧回数は多くて大変かもですよ…?

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『その日の疲れはその日のうちに』のとこで「名言でもなんでもない」とセルフ突っ込みする染五郎さん。

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美容の後は喉をいかに守るかが4枚。舞台が終わると喉の外側は冷えていて中は炎症で熱くなっているので、外は蒸しタオルで温め、中は冷たい水を飲んで冷やすのだとか。

(倫)「声を使うお仕事には役に立つかも」

(染)「政治家とかスピーチしますからね」「選挙、明日ですね。行かなきゃ」「選挙に行く人はスピーチするわけじゃないから…(関係ない)」「立候補するっていう人、います?」的な雑談。立候補するひとは前日にここにいないと思いますよー。

のど飴に龍角散は、袋入りのど飴に龍角散の薬を混ぜて舐めるのだそうです。な、なるほど…!龍角散のど飴じゃだめなのですか…?最終兵器はオリーブオイル、どうしようもないときに少量飲むと喉の滑りが良くなるとか。ただし治るわけではない、と。オリーブオイルは初めて聞いたなぁ。
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馬刺しは1人前を毎日食べるとか。阿修羅場の瞳の映画の時に撮影で相手の武器?が顔に当たって腫れてしまい、腫れを引かすために馬刺しを患部に貼っていたと。

(倫)「豚肉じゃだめなんですか?」(染)「赤身がいいらしいですけど」ほんと?

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氷艶なら笑也さんがいなければできなかった。笑也さんの出演がOKになって、これでできる、と思った。あと、アクション監督の諸鍛冶さんと澤瀉屋の立師、猿四郎さんという豪華な布陣で殺陣を監修してもらうことができたこととか(氷艶の話か獅子王の話か、記憶曖昧)。この人がいなければできない、というのがあると。

ちなみに氷艶2の話はあちこちから来ている、という話も。アイスリンクは登場パターンが限られるのでセリを使いたい、とも。

初めての拍手です、と倫子さんのナイス司会。

写真ないのですが 「努力とは馬鹿に与えた夢である」。どなたか(お名前忘れてしまった、、)に、できるやつは何も言わなくてもできている。努力すればできるようになるよ、というのはできないやつに与える夢なのだと言われて、相当ショックを受けた。けれど夢を見続けていたい、と仰っていて。夢を見続ける染五郎さんを見続けられるのは幸せだなと思いました。
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数年前、覆面マジシャンがマジックのネタばらしをする海外の番組?が流行ったことがあって、最終回で顔を出して、ばらしたネタは使えなくなるから新しいマジックを自分も生み出さなければならない、と言ったとか。そういうトリッキーなものへのアンテナは常に張っているとかとか。

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「目をはっきり見せるためにまつげにマスカラ塗ったりアイライン引いたりするわけですが、まつげが長いからできるんです!」だいぶ名言らしくなってきてたのに、ここに来て何の自慢ですかー!

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「野菜は取った方がいいですよね?」て開き直られましたよ。栄養素的にはめっちゃ炭水化物に偏ってますが…油も多いよ…

ちなみに当日の染五郎さんの記事2件。ひさびさのブログ更新よ。

I♡堅あげTシャツは非売品やったのですね、すごいわ小道具さん。堅あげの話になったら「種類がたくさんあって」「ご当地堅あげがあって、九州のしょうゆ味(?)がさっぱりしていて美味しかった」と堅あげ愛が止まりません。

打ち上げ

再セッティング後、打ち上げ開始。食事が豊富に。前菜っぽい品に始まり、ローストビーフ?のサラダ、洋風豆煮、お肉とポテト、デザートのチョコケーキとプチシュー。カフェの飲み放題付きコースでしょうか。しかし染五郎さんを見てて食事が進まないのである。

「本編と打ち上げと全く雰囲気変わりませんね~」と開始。最近の妄想を2つ紹介。

一つ目は音楽

前々から言っているらしくいい加減やりたいのだそう。妄想CDのジャケ写と歌詞…(笑)歌手の先輩である松たか子さんにお願いしたりしないの?と問われて「しないですね」「返事もくれないと思います」兄の立場弱いな…!

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↑は一例、歌詞とジャケ写はできているらしい。歌詞を朗読する染五郎さん。あまりに独創的な内容の数々に「発売できない理由がわかりますね」てテリーさんに突っ込まれる。

2つ目はリアル動物と共演

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「桃太郎を本物の動物で。猿、犬、雉。きびだんご好きかなあ…?」「動物園が会場?」「猿蟹合戦は本気の戦いを見たい。どちらが強いか」「ライオンキングは劇団四季と共演というわけではなくて?」「本物の動物と」「サファリパークで?」「お客さんは車から見るの?見づらいね」「命がけですね」

…もうめちゃくちゃですな!

↑の新作とは関係ないそうですが、マハーバーラタを書いた青木豪さんにも歌舞伎書いてくださいとお願いしているとか。神話的なものには(染五郎さんの)興味がいかないので違うものがいい。青木さんは人間を描くのがお得意なので、ドロドロしたものができるのではないか、等々。今まで歌舞伎を書いてほしいとお願いしたのは4人、三谷幸喜さん、(2人目失念)、青木豪さん、最後のお一人はなぜか伏せて。「1人くらいいいじゃない」という謎の焦らし。

アルコールが入って顔も赤くなってどんどんゆるっとしていく染五郎さん、という貴重な姿を見られて楽しい一晩でした。ディナーショーとは180度違った楽しさ。チケット激戦ですが来年も行きたいです!