お芝居つれづれときどき音楽

歌舞伎のこと、音楽のこと、いろんなこと、気の向くままによしなしごとを。

フランス人間国宝展@東京博物館 表慶館

今さらながら、11月に見た展覧会について。

そういえば、茶碗には宇宙がある、というような表現を何かで見かけて、茶碗をまじまじと見たこともなければ茶の湯を嗜んだこともなかったので大袈裟に感じていたのを思い出します。いざ見てみたら、ほんとうでした。実物を見るのはだいじなことですね。

陶器にはまるひとの気持ちがわかってしまった時間でありました。

 

他に、傘の展示もけっこう好きでした。いろいろな国がモチーフになっていたり。オレンジの傘がやはりお気に入り。雨の日が明るく過ごせそうで。

それから扇子の展示も。折り紙に発想して、開くと飾りが立ち上がるらしいものもありましたが、扇子は華美なものよりもオーソドックスな枠の中で工夫されているものが好みでした。ちょっと変わった扇子は、開いたり閉じたりする映像があったらよかったかもしれません。扇子は開くときの動きも含めて美しさが完成するという気がします。

 

購入したい場合は問い合わせをとあり、工芸品なので一応購入できるらしいです。あの茶碗には憧れがありますが、お値段一体いかほどでしょう。茶道の嗜みもないので憧れにとどまるところです。