もう終わってしまいましたが、中村歌昇、種之助兄弟の写真展「双蝶のうたたね」を見てきた記録です。
写真家は笹口悦民さん。写真OKだったので気になったものを載せておきます。
https://www.sony.co.jp/united/imaging/gallery/detail/170901/
「双蝶のうたたね」というタイトルが素敵。入り口の壁にスライドショーで右の写真が浮かび上がっていました。
いくつかの写真には、役者さんのコメントのキャプションが入っています。これがまたいい。
顔をして支度をしている写真が多数。素の役者から役へ変身していく様子はさながら、さなぎから蝶にかえっていくのを見るようです。
この左の写真の構図がとても好きです。支度を終えた様子をそっと覗くような。三角形に切り取られたライン。
支度を終え、気持ちを整えているところでしょうか。静かな空気感が伝わってきます。
大好きななめくじさんシリーズ。
二人がかりで着付け。
出を待つところ。暗い中で何を思っているのでしょうか。
写真はないのですが、水の上で兄弟二人が素踊りで舞う映像もあり、上からのアングルで撮られていたり、踊ることで水しぶきが上がる様子が描かれていて、新鮮でした。
舞台裏を覗かせてもらったような展覧会。またぜひ見てみたいです。