201711月@歌舞伎座
今さらながら去年11月の感想を。思い出しつつ。
昼の部
鯉つかみ
鯉つかみ。 #染五郎 さんと #児太郎 さんのいちゃいちゃがエロい。いや全然露骨ではないんだけど、色気だだもれ。美男美女カップル眼福。児太郎さんて案外背が高いんだなぁ。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年11月5日
早変わりも楽しい。一ヶ所いつ変わったのかわからなかったところがあった。やられた! pic.twitter.com/DG0Jo0Qpnn
舞踊の要素も多い演目でしたね。ちょうど、舞踊体験で振りの説明を受けた後だったので振りにも注目できて面白かったです。
奥州安達原
奥州安達原。親の敵討ちのためとはいえ舅を陥れる貞任て酷いーと思ってしまった(^_^;)
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年11月5日
怪力(というイヤホンガイドさん解説)の貞任が幼い娘に追いすがられて振り払えないところ、義家の計らいで妻子と向かい合って親子の情が出るところ。ちゃんと人の情があるんだ、と。 pic.twitter.com/CQO6Pptu37
奥州安達原。お父さん許してあげてよ…!て思いながら見てた。けなげで利発なな子役可愛い。許したい母の #東蔵 さんが胸に迫る。厳しい武家の父の #歌六 さん、切腹の場面の覚悟、厳かさ、緊張感。会場がシーンとなる。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年11月5日
雪暮夜入谷畦道 直侍
菊五郎さんがめっちゃ格好よかった…!声がイイ…!堅気じゃない感じのお役がめちゃくちゃ似合う。惚れる。ただ、ストーリーはほぼ進まないので3つ目だと集中力が持たないかもしれません。 ちょっともったいなかったな。
夜の部
仮名手本忠臣蔵5、6段目
今夜は歌舞伎座夜の部へ。良い意味で重い。休憩のたびに脱け殻になる。簡単には言葉にできそうもない。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年11月10日
芝居を見に行っているというより、舞台の、役者の出すエネルギーを受け取りに行っているのかもしれない。ふと思う。 pic.twitter.com/9FcucdW7UE
仁左衛門さんの勘平を初めて見ました。ことばになりません。ことばにならないというのが主な感想です。
ゆるゆる思い出し。忠臣蔵5、6段目の秀太郎さんはどうみても置き屋のおかみさん(けっこう繁盛してる店)にしか見えなかった。先月は武家の女主人にしか見えなかったのに。空気感からがらりと変わる。これが役者の力なのだなぁ。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年11月14日
後半、浅黄色の衣装の美しさがまた悲劇を際立てています。最後のシーン、彦三郎さんの弥五郎が小さな声で「後のことは…」と言っているのが聞こえました。後のことは任せろ、なのか。仇討は必ず成し遂げるから、安心していけ、と。
新口村
扇雀さんの梅川の美しさと健気さ。平成中村座では封印切で忠兵衛の方をやってらしたので不思議な感じです。この方はほんとに兼ねる役者さんですね、どちらも本役という感じがします。今回の忠兵衛は藤十郎さん、11月の時点で85歳。その年齢まで舞台に立ち続けられることに驚きます。そして歌六さんの孫右衛門。顔を見たら我が子を捕えなければ養い親に申し訳が立たないという想いと、会いたい気持ちと。それを何とか叶えようと目隠しして触れさせることを提案する梅川、触れてしまえばもうたまらず目隠しを取る孫右衛門…。
幕が下りたあと、こんな一コマも。
新口村で前方の観客はすっかり雪を被っている。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年11月10日
休憩に入り、
「肩に雪が」
「あら…初雪」
初雪とはなるほど…!
なんとも風流な交わし合いが聞こえてきた。
そういえば扇雀さんも藤十郎さんのお子さんと知ったのがこのときのイヤホンガイドでした。鴈治郎さんだけだと思ってました。でも扇雀さんが扇千景さんのお子さんなのも、藤十郎さんと扇千景さんがご夫婦なのも知っていたので、なぜ線がつながらなかったか不思議です。
大石最後の一日
冒頭、囚われの身ながら染五郎さんの十郎左が風流にも花を活けています。その凛とした姿に釘付けに。(なぜか舞台写真はなかったですが。勿体ない)
大石最後の一日。仁左衛門さんが出てきてはっとする。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年11月10日
沙汰を告げ、幸四郎さんの大石内蔵助と視線を交わし合う。無言の間。無言の中になにかが充満しているような…気と気のぶつかり合い。
舞台の、劇場の空間を一人で支配できる役者が二人対面で並んだら、それはもう言葉で表せない異空間だった。
あの瞬間の感覚は忘れられません。
大石最後の一日は、たしか当時の幸四郎さん(2代目白鸚さん)が選んだ演目ということでした。いろんな意味を込めて選ばれた演目なのだなあというのが、台詞の端々に感じられます。
「身が一生の言葉はないか、あれば聞きたい」
「『初一念を忘るるな』と申します」
「内記、一生忘れないぞ」
「一同、名残惜しいのう」
幸四郎さん大石の器の大きさ、染五郎さん十郎左の若者ぶり、金太郎さん内記の気品。相手役の児太郎さんのおみのもすばらしかった。おみのが、自分の家を再興させないことが嘘を真実にすること、の意味が一度目はわからなかったのですが、二度目に見てようやく、十郎左が真実婚約者になったのなら、仇討に加担した者の関係者としてお咎めは免れないので再興はできない。また、十郎左との愛情が真実なら、別の婿を取って再興することもできない。ということなのかなと思い至りました。
ほんとうにいい芝居のとき、そしてそれを幸い良い席で見られるなら、イヤホンガイドも大向こうもいらないのかもしれない。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年11月10日
芝居の空気を全身で受け止めたくて、イヤホンはほとんど外してしまった。言葉の意味が取れないところもあったけど、それでも。
ガイドすら不要なら大向こうは言うまでもない。
11月歌舞伎座は吉例顔見世というだけであって充実したフルラインナップぶりでした…!普段なら真ん中に入るであろう軽めの舞踊もなく、円熟した芸を一身に浴びる、そんな11月でした。
フランス人間国宝展@東京博物館 表慶館
今さらながら、11月に見た展覧会について。
フランス人間国宝展、とてもよかった。本日17時まで。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年11月26日
最初の陶器の展示が特にすき。暗い中に浮かび上がる茶碗をのぞき込むと、小さな宇宙が広がっていた。角度を変えると少しずつ色が変わる。万華鏡をのぞくようなうつくしさ。ひとつひとつ違うかおを持っている。 pic.twitter.com/oSrvZnrXWa
そういえば、茶碗には宇宙がある、というような表現を何かで見かけて、茶碗をまじまじと見たこともなければ茶の湯を嗜んだこともなかったので大袈裟に感じていたのを思い出します。いざ見てみたら、ほんとうでした。実物を見るのはだいじなことですね。
観劇は生きた人との対話、美術館は物との対話でモノローグだと思う。茶碗を眺めていると様々なものに見えてくる。羽根を広げた孔雀や、青い小さな花、大地。もちろん夜の星空も。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年11月26日
見るものの主観で想像でしかない。けれどそんな想像を沸き起こさせてくれるものがすきだ。 #フランス人間国宝展
陶器にはまるひとの気持ちがわかってしまった時間でありました。
他に、傘の展示もけっこう好きでした。いろいろな国がモチーフになっていたり。オレンジの傘がやはりお気に入り。雨の日が明るく過ごせそうで。
それから扇子の展示も。折り紙に発想して、開くと飾りが立ち上がるらしいものもありましたが、扇子は華美なものよりもオーソドックスな枠の中で工夫されているものが好みでした。ちょっと変わった扇子は、開いたり閉じたりする映像があったらよかったかもしれません。扇子は開くときの動きも含めて美しさが完成するという気がします。
購入したい場合は問い合わせをとあり、工芸品なので一応購入できるらしいです。あの茶碗には憧れがありますが、お値段一体いかほどでしょう。茶道の嗜みもないので憧れにとどまるところです。
2018年1月衛星劇場pickup
録画メモできた…!高麗屋三代、勘三郎さん勘九郎さん七之助さん仁左衛門さん梅玉さん。HDD足りんがな。てかなんで元日にそんな集中さすのーー
◆「歌舞伎NEXT 阿弖流為〈アテルイ〉」(1)
市川染五郎 中村勘九郎 中村七之助
◆『朧の森に棲む鬼』(1)
市川染五郎
◆『髑髏城の七人~アオドクロ』(1)
市川染五郎
◆盲長屋梅加賀鳶~加賀鳶(1,12,23)
松本幸四郎 片岡秀太郎 市川染五郎 中村梅玉
◆忍入舞台裏染色~市川染五郎プレゼンツ歌舞伎座の秘密(前篇)(2,12,29)
市川染五郎
◆門出祝寿連獅子(2,11,24)
松本金太郎 市川染五郎 松本幸四郎 中村梅玉
◆彦山権現誓助剱~毛谷村(3,11,29)
市川染五郎
◆義経千本桜~すし屋<字幕付>(4,22,31)
松本幸四郎 片岡秀太郎
◆梶原平三誉石切(8,17,26)
八世松本幸四郎(初世白鸚) 6代目市川染五郎 十七世中村勘三郎
◆籠釣瓶花街酔醒(9,25)
八世松本幸四郎(初世白鸚) 十三世片岡仁左衛門 中村歌右衛門
◆壺坂霊験記(10,19)
中村七之助
◆伊達娘恋緋鹿子~櫓のお七(18)
中村七之助
◆高時(18,30)
中村梅玉
◆青砥稿花紅彩画~白浪五人男(前編) <序幕>(後編) <二幕目・大詰>(15,16)
中村勘九郎(十八世勘三郎) 中村七之助 片岡仁左衛門
(勘九郎(十八世勘三郎)の弁天小僧、仁左衛門の日本駄右衛門ほか)
◆吉例寿曽我(19)
中村梅玉
おや今月は玉三郎さんがいない。
2017年振り返り 見た演目リスト(歌舞伎)
歌舞伎を見始めたのが去年の11月なので、今年見た演目はすなわち初めて見た演目です。数えてみたら99演目ありました、びっくり。そしてタイトルだけでは内容が思い出せないのがちらほらありました、びっくり(こら)。
個人的ベスト10
#2017年歌舞伎ベスト10
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月22日
3月渡海屋大物浦
3月明君行状記
4月夢幻恋双紙@赤坂
6月一本刀土俵入
6月仇ゆめ@名古屋中村座
7月盟三五大切@大阪松竹座
8月桜の森の満開の下
10月マハーバーラタ
10月霊験亀山鉾@国立
11月忠臣蔵五、六段目
場所無=歌舞伎座。難しい!魚屋宗五郎吃又ワンピ大石も悩んだ。
人別に見た記録(歌舞伎以外も)
2017年玉三郎さん拝見履歴
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月25日
1月井伊大老(静の方)
傾城
阿古屋📽️
3月二人藤娘📽️
俳優祭 月光姫恋暫
5月幽玄@Bunkamura
7月トーク@明治大
8月トーク@立正大
10月沓手鳥孤城落月
秋の色種
11月京鹿子娘道成寺@八千代座
稲舟
鷺娘
コンサート@銀座ヤマハ
12月瞼の母
楊貴妃
トーク@山野楽器銀座
2017染五郎さん拝見履歴
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月25日
将軍江戸を去る
大津絵
松浦
井伊大老
桃太郎
梅ごよみ
俳優祭
伊勢音頭
熊谷陣屋
帯屋
氷艶
YJKT📽️
賽
夏祭浪花鑑
盟三五大切
阿弖流為📽️
アオ髑髏📽️
刺青奇偶
YJKT2
桜の森
朧📽️
毛谷村
幡随長兵衛
再桜遇
金王丸
ディナーショー
妄想
鯉
忠臣蔵五六段目
大石
夜話
2017年仁左衛門さん拝見履歴
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月25日
3月渡海屋・大物浦(知盛
けいせい浜真砂(真柴久吉
俳優祭(帝
6月曽我綉侠御所染(御所五郎蔵
7月盟三五大切(源五兵衛@大阪松竹座
10月霊験亀山鉾(水右衛門・八郎兵衛@国立
11月忠臣蔵五六段目(勘平
元禄忠臣蔵(十左衛門
12月二人椀久@京都ローム
文七元結(鳶頭
【未見メモ】
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月25日
にざさまを認識したのが3月だから1月松竹座行ってないのがつら…忠兵衛に富樫…(そも1月いきなり遠征はないと思うけども)
1月
恋飛脚大和往来(亀屋忠兵衛・父親孫右衛門)@大阪松竹座
勧進帳(富樫左衛門)
4月
お祭り(鳶頭松吉)@金丸座
身替座禅(山蔭右京)
10月
お楽しみ座談会
年末年始のテレビ録画メモ(歌舞伎)
自分用に録画用メモ。ようやく整理。(色々漏れてたので12/28追記。愛之助さんは追ってないけど録画見てよかったので。/12/31追記/1/5追記)
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仁=仁左衛門さん
猿=猿之助さん
勘=勘九郎さん
七=七之助さん
染=染五郎さん
玉=玉三郎さん
愛=愛之助さん
獅=獅童さん
海=海老蔵さん
全=すきなひといっぱいみんな
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(仁染)12/29 17:00-18:00 演芸図鑑スペシャル対談集@NHK総合
(愛) 12/30 0:00- 1:00 SWITCH ヒャダイン×片岡愛之助@Eテレ
(猿) 12/31 14:00-15:55 美空ひばり生誕80周年(再)@BSフジ
(全) 1/ 1 9:45-12:30 俳優祭(再)@Eテレ
(勘七)1/ 1 12:30- すごいぞにっぽん!古典芸能・最新形@Eテレ
(染) 1/ 2 18:30-23:00 しゃべくり007 @日テレ
(染玉)1/ 2 19:00-21:30 こいつぁ春から @Eテレ
(玉) 1/ 2 21:30-22:20 板東玉三郎が愛した女 @Eテレ
(猿) 1/ 2 22:00-22:50 発掘!お宝ガレリア
(染) 1/ 3 21:00- 高麗屋三代の春@Eテレ
(染) 1/ 3 21:00-23:30 私が嫉妬したすごい人 @フジ
(勘七)1/ 4 13:45-15:00 座・中村屋@フジ
(玉) 1/ 4 17:00- ニュースシブ5時@NHK総合
(染) 1/ 5 20:00-23:30 ぴったんこカンカン@TBS
(獅) 1/5 21:00-23:09 金スマスペシャル@TBS
(染) 1/ 6 7:30- サワコの朝@MBS
(染) 1/ 7 13:55- 金太郎襲名特集@テレ朝
(染) 1/ 8 12:00- 徹子の部屋 @テレ朝
(海) 1/ 8 22:00-23:30 市川海老蔵に、ござりまする 2018@日テレ
(染) 1/12 20:54- ニッポンのミカタ @テレ東
(七) 1/12 23:15- A STUDIO @TBS
(玉) 1/12 23:00-23:54 にっぽんの芸能 @Eテレ
(勘七)1/14 18:00-19:55 勘三郎が遺したもの~ 中村勘九郎・七之助 古き芝居小屋を巡る旅@BSフジ
これに衛星劇場の高麗屋特集が加わるわけですよ?HDD足りないよね…
衛星劇場1月録画メモは↓
20171211高麗屋三代襲名お練り@浅草寺
36年後のために保存。
お練り初参戦
お練りの時はまだ染五郎さんでいいのかな…?
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
右も左もわからないなか、まだ今のお名前でよい、とフォロワーさんからアドバイスをもらい、意気揚々とお練り会場へ向かいました。
初めてのお練り、めちゃくちゃ楽しかった!
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
最後の高麗屋一門の記念撮影のを。とりあえずデジカメのプレビューですが。 pic.twitter.com/apqinSFz2I
まず雷門前からスタート。すでに人がいっぱいで正面からは諦めサイドから。
最初の雷門前。あくび?する染五郎さん。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
サイドからしか撮れなかったけど金太郎さんの横顔は控えめに言って麗しい。三代の横顔を彫刻にしたい。 #高麗屋三代襲名お練り pic.twitter.com/mI2btLsItj
お練りはかなりゆっくり歩くので、頑張れば間近で拝めるチャンスはけっこうあります。(何度も移動しました。しかし動いているのでいい写真撮るのは難しい)
練り歩き中はなかなか写真難しい…
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
ようやく撮れた染五郎さん、いい感じに太陽光が。
2枚目、お父さん側に寄ってる感じの金太郎さんも可愛い。#高麗屋三代襲名お練り pic.twitter.com/mzB9SwUpDY
目が合っ…じゃなかった、目線もらえたー!
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
でも金太郎さんが写ってないーーー#高麗屋三代襲名お練り pic.twitter.com/D0WfqgvlPh
本堂前でおひとりずつご挨拶。
本堂前にて。日差し強かったので眩しそうな幸四郎さん。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
ねぇこの金太郎さんの美少年スマイルはどういう仕組みなの…
ご挨拶後、何やらお話されるお三方。#高麗屋三代襲名お練り pic.twitter.com/AFKoHp8IX1
ご挨拶が終わるとご祈祷へ。40分ほどでしょうか。報道関係者だけが入れる模様。
ご祈祷終わり、本堂から出ていらしたところ。金太郎さん、すらっとしているなあ。奥に園子さまもいらっしゃるー#高麗屋三代襲名お練り pic.twitter.com/aMrqAszVq6
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
終わった後は本堂右手階段を下りて囲み取材。報道のカメラが壁となり隙間からしか見えませんが。お三方ともけっこう色々答えてらっしゃる風でしたが(声は聞こえませんでした)ニュースでは幸四郎さんインタが少し流れたくらい…どこかフルで流してください、切に。
囲み取材の隙間から金太郎さんを。笑顔も素敵ですが、目を臥したときの美しさがまたね…#高麗屋三代襲名お練り pic.twitter.com/iz0GwrB7b9
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
それでいて時折、年相応の少年ぽさが見えるとどきりとしてしまう。#高麗屋三代襲名お練り #松本金太郎 pic.twitter.com/1cwSApl6gP
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
幸四郎さんは、囲み取材が終わって報道関係者退場の折に「報道の皆様にも拍手を」と労をねぎらってらしたり、とにかく気遣いが印象的でした。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
お練り前の役者さんら待機場所のお店の2階から手を振ってくださったりも!すごく嬉しかったです~。 #高麗屋三代襲名お練り pic.twitter.com/3F7KVPKFyX
麗しの親子。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
(なぜコンデジなのに玉ボケが…きらきら…) #高麗屋三代襲名お練り #市川染五郎 #松本金太郎 pic.twitter.com/PnylONeCcJ
囲みが終わると関係者の方々と記念撮影。(1)鳴り物囃子方の方々と(2)浅草商店街(観光協会だったか?)の方々と(3)高麗屋一門の皆さま、の3回だったかな。
関係者の皆さんと記念撮影。いい笑顔ー(*^^*)#高麗屋三代襲名お練り #松本幸四郎 #市川染五郎 #松本金太郎 pic.twitter.com/svsXFVyeDo
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
なぜか染五郎さんに寄り添う形になってる金太郎さん…
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
そして一門の皆さんと笑顔ショット♪#高麗屋三代襲名お練り #市川染五郎 #松本金太郎 pic.twitter.com/xcBJ0ilFCq
報道関係者向けのお土産にお饅頭かなにかでしょうか、「温めて召し上がっていただくと…」的な幸四郎さんの声、「仲見世に売っておりますのでぜひお買い求めを」と一般客にもアピールしてらっしゃいました(^^) #高麗屋 #松本幸四郎 pic.twitter.com/bxlrvi9UUr
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
囲み取材に答えるキリっと目な染五郎さん。囲みの映像ってどこかで流れるんでしょうか。 #高麗屋三代襲名お練り #市川染五郎 pic.twitter.com/qrtdrAeOks
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
個人的お気に入りはこれ…
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
互いに逆向きなんですけど、おふたりともCMみたいに綺麗な顔してはるの…#高麗屋三代襲名お練り #市川染五郎 #松本金太郎 pic.twitter.com/scvTu89Qh0
お練り終了後も浅草は観光客で大変な賑わい。お練りの間は道を封鎖しほぼ営業が見込めなくなるので、浅草の商店の方々の理解と協力がなければできないのだなあと思いました。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
お礼がてら帰りに人形焼を買って仕事場に向かった昼下がりの午後。楽しかった。感謝! #高麗屋三代襲名お練り pic.twitter.com/4emEtUwSzC
目…線が合った錯覚をおぼえられそうなショットを探してみたよ。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
(…深夜になにを…)#高麗屋三代襲名お練り #市川染五郎 pic.twitter.com/LSTSahX9zY
白黒にすると美麗度が際立つことを教わり試してみた…
ほんとだ…!
さて今の名前呼びでよいことまで確認して向かったのですが、
はっ!
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
勇気がなくて結局染五郎さんのお名前をお呼びできなかったなぁ。
しかし金太郎さんにはお声がけできたらからいいか。美少年麗し…
とゆーヘタレなのでした。 心の中では呼んでたからいいや…!(待て)
ファン撮影の美麗写真集
まとめてくださったそぼろさん、ありがとうございます!サムネイルもそうですが、金太郎さんのあまりに麗しい写真がいっぱいです。命がたりないです。
浅草寺お練り対策
初お練り参戦だったため、てらぴーさんのツイートに大変お世話になりました。コメントの元ツイを辿って頂くと大変詳しいお練り対策を確認できます。また浅草でお練りがありましたらぜひご参考に(^^)
てらぴーさん、hacoさん、詳しい情報ありがとうございました!
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月11日
おかげ様で待機していらっしゃる幸四郎さんのお手振りも、祈祷後の囲み取材も拝見できました!情報頂かなかったら見逃していたと思います(><)
さて、次は金太郎さんのお子さんの初舞台お練り待ちでしょうか。金太郎さんは今12歳、何年後かなあ(気が早い)。
他の襲名イベント(予想)
お練りマスターてらぴーさんより、
・御園座まねき上げ
・博多座船乗り込み
・大阪松竹座船乗り込み
はあるでしょうとコメントをいただいたので、こりゃ大変だと思い(笑)船乗り込みの日程を予想してみました。
各地でも襲名イベントあるよねの話を受け、過去の船乗り込み@大阪&博多を調べてみた。どちらも29日が多い。大阪は30日もあるかも?
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月13日
2018年は5/29火曜、6/29金曜。もし6/30土曜なら大阪行けるかもしれないなあ…
一般の乗船募集があると2週間前には告知があるみたいですね。遅くても1週間前。 pic.twitter.com/Mdnbw3jHMl
博多はさすがに厳しいですが、大阪行きたいな…。それまでにいいカメラを修理しておきたいなあと、すっかりお祝いイベントにはまってしまったのでした。
20171212玉三郎さんトークショー@山野楽器銀座本店
CD「邂逅」発売記念のトークショーに。司会はCDをプロデュースした高橋まさひとさん。玉三郎さんは濃いグレー地にストライプのスーツ。同色系の細目のネクタイ(白い模様入り)、といういでたちでご登場。
#玉三郎さん邂逅トークショー 行ってまいりました。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月12日
「ヒット曲を歌うのって決まりがわるいんです、『知らざあ言って聞かせやしょう』ってここで言えって言われてるみたいで」と仰る玉三郎さん(^^)
CDは地味な選曲だそうで「次回はヒット曲ばかりで宣伝しなくても売れるようにしましょう」と笑
(でも玉三郎さんの弁天小僧はレア過ぎて、有名な文句だけど聞きたいと思ってしまった私。)
越路さん追悼コンサート
「2月だか3月か歌舞伎座で幸四郎さんと一緒で、何をするのと聞いたら話をすると。でも越路さんの思い出を話すだけでは時間が足りない(余ってしまう)。」
追悼コンサートに一緒に出ましょうよと幸四郎さんに言ったら、「あなたが出る日は宣伝写真(撮り)だ」と言われ「あらそう」って、ツンって感じで仰る玉三郎さんが大変可愛らしくてですね。
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月12日
昨日幸四郎さん見たばかりなので光景をありありと想像できて萌えに拍車…(*´-`)#玉三郎さん邂逅トークショー
「28日が俳優祭の日で、俳優祭を欠席するわけにはいかないから、ちょっとだけ出演して。」(コンサートは幸四郎さん28日夜、玉三郎さんは29日夜にご出演。幸四郎さんは俳優祭は昼の部だけ、模擬店と輝夜姫で「謎の男」としてちょこっと出演してらしたみたいですね、たしか。)
追悼コンサートのお話は頂いたけど何をしたらいいかわからなくて、高橋さんも遠慮して、岩谷(時子音楽文化振興)財団も遠慮、松竹も何をしたらいいと言えなくて。そうしたら宝塚の上田先生が「歌っていただいた方がいいわ」で歌うことに決まったそう。 #玉三郎さん邂逅トークショー
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月12日
僕からは歌いますとは言えないんです、とも仰っていました。
「ヒット曲を歌うと2日間のうちのどなたかと必ず被ってしまうから、『妻よ』か『離婚』か、追悼記念なら『妻よ』かなと。ピアノ伴奏一本でリハも少なくて済むし」ということで選曲された玉三郎さんに、
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月12日
「そこまで考えていただいて」と司会でプロデューサーの高橋さん笑
#玉三郎さん邂逅トークショー
「宝塚の想い出としてもう一曲、宝塚の皆さんと歌うことを提案しました。1曲歌ってくださいとお願いされたのに結局2曲歌います、ということに(笑)。」
ペギー葉山さんとはコンサートで初めてで、それまですれ違いもしなかったそうです。玉三郎さんの手を握って、「歌い継いで行ってください」と仰るので「一緒に歌っていきましょう」とお伝えしたそう。「あのあと亡くなられてしまったけれど…」と少しさみしげに。83歳だったのですね。
生音へのこだわり
ヤマハホールのコンサートでも、PAを極力なくして、楽器の持つ本来の音が届くようにと玉三郎さんが要望されたそう。
「空間の返りで自分の声量をコントロールすることが染みついているので、(スピーカーで大きな音で)返りがあると、それがお客様に届いている響きだと勘違いして、こんなふうに(小さい声でワンフレーズ歌う玉三郎さん)してしまうんです。」と。生の声で勝負する舞台人の気質をひしひしと感じます。
高橋さんから「歌舞伎座に見に行って、生音でいつも踊ってらっしゃるのだなあと。テンポはどうなるんですか?」との問いかけに、
「速めたいときは少し速めに足踏みを、遅くしたいときにはもたれると(楽器も)もたれてついてくる。立三味線が速くなりやすい人なのか遅くなりやすい人なのか理解しておくことが大事。速くなる人なら、2番手に『引っ張って』と言っておく。」のだそうです。なるほど…!アンサンブルのよう。
「〇〇ちゃん速くなるたちでしょう?」(たぶんバンドのどなたかのことかと)と仰り、楽器が変わっても、聴き取り、感じ取りの敏感さは変わらないのだなあと驚きました。「技術がある人は速くなりやすいんだけどね」とフォローも忘れない玉三郎さん。
良い歌とは
トニーべネットやナトゥキングコールを引き合いに出され、良い歌は何が違うかを語ってらっしゃいました。(曲名も仰ってたのですが覚えられず無念…) →tama☪︎さんよりそれぞれ「いそしぎ」「アンフォゲッタブル」と教えていただきました!感謝!
「素晴らしい歌手はブレスのときに歌の情景が見えている、歌詞の気持ちになっている」。いいと思う歌手の歌と自分の歌を聴き比べて何が違うのか研究してみたらそうだった、と。独力でそこまで気付かれる、研究熱心さか感性の鋭さか。稀有な方だなぁと思います。 #玉三郎さん邂逅トークショー
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月12日
曲を聴いたあとに(聴き手に)何が残るかを自分なりに考えている、とも。
(高)「玉三郎さんの歌はすこし引いて第三者が「こんなことがあった」という風に歌っているように感じました」
(玉)「男が女の歌を歌うのは難しいんです。引いたところで「こういうことがあった」と歌うと、べたべたせず、いやらしくならない。越路さんも男役でらしたから、少し引いたところで歌うことができたのではないでしょうか。」
語り部のスタンスですね。
説明のためにちょこっとフレーズ歌ってくださったりも…!
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月12日
フレーズを思い出そうとして、会場でずっと邂逅が流れているので「…曲が流れているから聴いてしまって(思い出せない)」って仰る玉三郎さん可愛い。すかさずCDの音声切るスタッフさん、ナイスー。 #玉三郎さん邂逅トークショー
スターダストを例に口ずさみながら、「(オケの)アレンジでも聴き終わりに何が残るか、曲をよく理解してオーケストラがついている。あの黄金時代にしかなかったもの」というようなことを仰っていました。
今度のNHKホールのコンサートはオケが26人と!豪華! 行ったことのないホールなので音響がわかりませんが、楽しみです。
「愛と哀しみのルフラン」
(高)「岩谷さんが一番おつらいときに書かれた本で、人生は哀しみのルフラン、と書いてらっしゃるのだけれど、あとがきで玉三郎さんが『人生は出会いと喜びのルフラン』と書いているのを大学時代に読んで感激した。」とのエピソード。
(玉)「越路さんは若くして亡くなられたけれど、ああいった華やかな職業は、そういうのもありかな、と思うんです」
華やかに開いて、ぱっといなくなる、というような、もう少し表現は違ったのですが、玉三郎さんの死生観が垣間見えたような気がいたしました。この本は読んだことがないので、読んでみたいです。
ルフラン=フランス後でリフレイン(refrain)と同じ意味だそう。愛と哀しみを繰り返していく、ということでしょうか。切ないタイトル。
岩谷(時子)さん「毛皮を着なさい」
岩谷さんからは色々なことを教わったそう。「衣裳で数十万数百万、もしかしたら数千万の衣装を着るかもしれないんでしょう。毛皮を来て置いておけるくらいの役者になりなさい」と仰ったとか。「毛皮がだいじなわけではなくて、当時は毛皮だっただけなんですけれど、そういうようなことも教えてくださった」と玉三郎さん。
それだけ居住まいに余裕や品格のある大きな役者になりなさいということかな、と解釈しました。
楽しいお話の中、30分のトークショーはあっという間に終わりの時間に。
(高)「今日も歌舞伎座夜公演の前に、ありがとうございます」
(玉)「公演中はあまりこういうことしないんですけれどね」
年末まで続く公演の合間に、素敵な時間をくださったことに感謝です。年明けも1月は松竹座、2月3月は歌舞伎座、お休みが本当にないですね。どうぞお身体はお大事に…!
そうそう、登場の際は舞台近くにある下手扉からだったのですが、はける時は客席後方の観客と同じ出口から出ていらして。もしかすると、後ろのお客さんにもサービスの気持ちでそうなさったのかなと、勝手に思った昼下がりでした。中身の濃いトークショー、ありがとうございました!
おまけ
山野楽器銀座本店には玉三郎さんのCDコーナーありました。新聞記事も(*^^*)
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月12日
なんだか東銀座界隈で聞き馴染んだ音が聴こえて来るなぁと思ったらこの左に歌舞伎のDVDコーナー!今日は時間がなかったので今度ゆっくり見てみようかな。
#玉三郎さん邂逅トークショー pic.twitter.com/ThQvOwW2Dy
思い出し!1/2のEテレ紹介で
— andante@稽古中 (@andante_presto) 2017年12月12日
(玉)「番組のタイトルは?」
(高)「板東玉三郎が愛した女…仮題なんですけど」
(玉)「そう(←ちょっと笑ってらっしゃる)」
凄いタイトルだなと思ってたんですけれど、初耳だったんでしょうね、あの仮題。びっくりなさったのでは笑 #玉三郎さん邂逅トークショー