お芝居つれづれときどき音楽

歌舞伎のこと、音楽のこと、いろんなこと、気の向くままによしなしごとを。

20180214幸四郎のコリャイイや話 ~幸四郎の告白~@歌舞伎座ギャラリー

ホワイトデーも近いので先月のバレンタインイベントを思い出しつつ。

動画でも流れてましたが、のっけから苺シャンデやお菓子を食べまくる幸四郎さん。銘菓幸四郎は「どういうものかお見せしないといけないですからね」って言いながら中身見えないようにぱくーって一口で食べて「あっ食べちゃった!」なんのギャグですか?(*´-`)

戸「食べながら喋れるってすごいですね」笑

そのうちくんちゃんが手作りチョコをおとーさんにあげたりするようになるんだろうか。幸四郎さん照れつつめっちゃ笑顔で食べるんだろうなぁ。とか妄想してほんと幸せになれるよーバレンタイン最高。

お返ししてなさそうな反応w 奥様が考えてお返し差し上げてるのかなー?

高麗屋の逸品、襲名記念写真集、演劇界の連載の宣伝「幸四郎スター千一夜」なども。(スターはほんとはタイトルに入ってない笑)

演劇界の担当の方も観客でいらしていて「なんで表紙じゃないの?」→先月の舞台のだから、とか「ほぼ関係者なのに一列目に座る度胸がすごい」とか、幸四郎さんにめっちゃいじられてました(笑)。3月の演劇界は幸四郎さんが表紙との予告どおりでしたね。

最後に幸四郎さんから歌舞伎座ギャラリーの宣伝もして終了。ホワイトデーも登壇なさる雰囲気で、まさか?と思ったら本当に、12月から4か月連続登壇ですね。TVカメラが入ってたからか、写真タイムはなしでした。

等身大フィギュアの行き先はまだ決まっていない模様。

戸「ご自宅に」

幸「家に置くには…実用性がないと…物干しにはならないし…なにか2wayできないかな」

お悩み中の幸四郎さんでした。ずっと歌舞伎座ギャラリーに置くわけには行かないのでしょうか?(^^)

襲名の舞台の合間に今回も楽しい時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。

2018年1月板東玉三郎特別舞踊公演@大阪松竹座

主にツイまとめ保存用。

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元禄花見踊

秋の色種

鷺娘

傾城

周辺のことなど

全体を通して

4演目中3演目に玉三郎さんがお出になるという豪華な舞台。しあわせな時間でした。来年もあったら行きたいです。次は舞台写真の出る後半の日程を狙いたいですね。

20180125幸四郎のコリャイイや話@歌舞伎座ギャラリー

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次郎左衛門はやったことのないタイプのお役なのでそれも勉強しなければ、と。
2月大蔵卿は明言されてませんでしたが、吉右衛門さんに教わるのですよね、きっと。

 戸「七之助さんもフィギュア作りたそうにしてましたけど」
幸「まだ早い!……まだ早いってなんだ」セルフ突っ込みしてました(笑)

戸部さんとは相変わらず丁々発止のやりとり、

戸「バレンタインは何してます?」
幸「歌舞伎座にいると思うけど…」で、2月もギャラリートーク再び!?みたいな雰囲気に。博多座でバレンタインの時に寸劇やった話も。
戸「今回は幸四郎さんおひとりなので(できない)、一人芝居みたいになっちゃいますね」
客席から、染五郎さんと一緒に、の声があがり

幸「僕一人じゃ駄目ですか!?」笑
そして本当にバレンタインのトーク実現!襲名で大変なのに、ありがたや(><)

染五郎さんが美少年で話題の件のときもわざと面白くなさそうな顔ww
「僕も10代の頃は美少年て言われてたんですけどね…最近はいいませんけど、プリンスとか貴公子とか。美少年もあったと思います」あったと思います、て~(*^^*)

筋書を模した(パクったって言ったw)ファンクラブ会報は筋書を作っている会社に印刷に出しているそう。
戸「名前とか全部偽物なのに印刷会社のところだけ本物」
幸「売店のところもよく見るとメガホンとか売ってますからね」
筋書のコラムのタイトル「芝居片片」の読み方(へんぺんなのかかたがたなのか)をネタにしたら、筋書のその箇所にルビが振られるようになったとか。
戸「本物に爪痕を残してますね」思わず筋書確認しました。ほんとだルビがある!

 

2018年2月衛星劇場pickup

1月は9日間ほどビデオの電源が落ちてて撮れなかった番組あり、凹みながらも録画メモメモ。高麗屋三代、勘九郎さん七之助さん仁左衛門さん玉三郎さん。
高麗屋三代の口上が来た…!鯉つかみももう来た!?

玉三郎さんの元禄花見踊もあるー♪
仁左衛門さんの菅丞相もー!!

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◆鯉つかみ(1,21,26)
市川染五郎(現・松本幸四郎

◆忍入舞台裏染色~市川染五郎プレゼンツ歌舞伎座の秘密(後篇)(1,16,20)
市川染五郎(現・松本幸四郎

◆元禄花見踊(2,8,13)
坂東玉三郎 

竜馬がゆく~立志篇(2)
市川染五郎(現・松本幸四郎) 

◆銘作左小刀~京人形(5,15,27)
松本幸四郎(現・白鸚市川染五郎(現・松本幸四郎

京鹿子娘道成寺(5,23)
坂東三津五郎 坂東巳之助

祇園祭礼信仰記~金閣寺<字幕付>(6,19)
松本幸四郎(現・白鸚 ) 坂東玉三郎

◆菅原伝授手習鑑~筆法伝授(7,22,28)
片岡仁左衛門 

義経千本桜~川連法眼館の場(8,20)
尾上松也 中村隼人 坂東巳之助 坂東新悟

◆御名残押絵交張~雪傾城(9,15,19)
中村勘太郎(現・勘九郎) 中村七之助

竜馬がゆく~風雲篇(9)
市川染五郎(現・松本幸四郎) 市川亀治郎(現・猿之助) 

六歌仙容彩~喜撰(12,21)
中村勘三郎 坂東玉三郎

竜馬がゆく~最後の一日(16)
市川染五郎(現・松本幸四郎

◆口上(23,26,28)
松本白鸚 松本幸四郎 市川染五郎

===
歌舞伎以外
◆ゲキ×シネ『乱鶯』(2,25)

 

髑髏城の七人 上弦の月@ステアラ&ライビュ

先に下弦を見ていて、12月末に初めて上弦を見たのですが、びっくりしました。えっ、全然違う、違う話だ。同じ演出ならネタバレになっちゃうから、先に上弦を見とくべきだったかなとか思っていたのですが。いざ上弦見てみたら杞憂でした。

ここから超ネタバレ感想です。

まだ見てないこれから見るという方は、見たあとにどうぞ。

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20180122七之助さん松也さん夜話@歌舞伎座ギャラリー

自分のためのツイまとめ備忘録なり。ことば不正確かつ順不同です。(いちおうWebに書いたらアカンそうな話は省いたつもりですが…)

というわけで19時始まりの夜話でした。松也さん、よく浅草から移動できましたなあ。

これからのお役と新派の演目

京舞 | 作品紹介(花柳十種) | 劇団新派 公式サイト

鶴八鶴次郎 | 作品紹介(花柳十種) | 劇団新派 公式サイト

あと、

皇女和の宮 | 作品紹介(八重子十種) | 劇団新派 公式サイト

も上がっていた模様(覚えていなかったけれどどなたかが呟いていらした)。

あの二人とは二代目水谷八重子さんと、波乃久里子さんのことでしょうか。京舞の愛子について、七「誰がやるんだろう」戸「(七之助さんが)やられたら?」七「愛子って感じじゃない」のやりとり。

来月かかる「滝の白糸」の話から新派の話をされていたのは、これももとは新派の演目だったのですね。

滝の白糸 | 作品紹介(八重子十種) | 劇団新派 公式サイト

マハーバーラタ

役者さんの演技を感じているときに独特の「宮城ってる」状態になるそうな。「寝てるんじゃない?」「いやあれは感じてるんだよ!」という楽屋裏のやりとり(笑)。

博多座

異人館

ハリソン役にはさほど興味なさげな松也さんでした(^^)

切られの与三

夢幻恋双子~赤目の転生~

仲良しなふたり

ワンピース等でそれぞれが成長して帰ってきて、という話をされてました。

仲間内のLINEグループで大盛り上がりだったらしいです。LINEてとこが今っぽいですね~。

高麗屋さんの話いろいろ

【訂正】初代でなく2代目、現白鸚さん、とのことでした。

プロデューサー七之助さん

よどみないトークに爆笑であっという間の楽しい時間でした。ありがとうございました!

近松心中物語@新国立劇場 中劇場

近松心中物語を見てきた。ひさびさに新感線以外の演劇を見たのだった。演劇によくある、群集がなんやかやとしゃべくり立てるシーンが煩く感じて、自分で思っている以上に歌舞伎の空気に慣れていたのかと驚く。

幕開きからはっとする美しさはさすが。来てよかったと期待が高まる。場面場面で、一枚の絵のような美しさが現れる。舞台美術がすばらしい。

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最初の場面が早口で口跡も不明瞭、聞き取りにくく閉口していたら、すっと口跡の気持ちいい方が出てきた。誰だろう、あ、池田成志さんだ。この方すごかった。自然なのだ。なるしさんと小池栄子さんのコミカルなやり取りが楽しい。栄子さんの振り切れ方もいいですね。そして猿弥さんの安定感。憎まれ役、上手ですよねえ。もっと見たかったなぁ。

役者さんで一番どきりとさせられ素敵だと思ったのは銀粉蝶さん。なんという自然な存在感と説得力。こういうおかみさんいる、と思わせる。お人よしで商売の才はない夫を支えて店を切り盛りしてきた強い女。与兵衛のことも本当はちゃんと想っているけれど家のために突き放す。

立ち居振舞い、着物の裾裁きが綺麗。滲み出る品格…。

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全体としては、ちょっと期待しすぎていたのかもしれません。忠兵衛さんのキャラが堅すぎるのが好みではなかった。すぐ声を荒げるのがちょっと…そこはうまくいなしてほしい。歌舞伎の忠兵衛さんのイメージが強いからかな、真面目な人でも色気や柔らかみがほしい。上方の空気がほしい。与兵衛とキャラが被らないように極端にしたのだろうけれど。

梅川は悲壮なシーンが長くて、最終的にはっちゃけているお亀さんの方が可愛く見えてきたから不思議である。

魁道中は梅川ではないひとだったかな?もっと魅せてほしいと思った。途中までさくさく普通に歩いていてびっくりした。歌舞伎であの、花魁の美しく仇っぽい歩みを何度か見てしまっているからどうしても…。比べるのが残酷だとわかっていても。花魁ではないけれど、前日にシネマで五人道成寺を見てきたばかりなのが余計に差を意識させたのかもしれない。そりゃそうだ、小さい頃から舞踊のお稽古をし着物での立ち居振舞いが染み付いている歌舞伎役者さんと、演劇の役者さんを比べるのが無理というものだ。改めて歌舞伎役者さんの地力の凄さを思う。

そう、数名の役者さんは場面によってはマイク有で、マイク無し地声の役者さんもいるものだから不思議な感じだった。銀粉蝶さんはあの中では年齢は上の方でしょうけれど、マイクなしでいい声だったなあ。はっきりと綺麗に後ろの席まで聞こえる声。

 

与兵衛&お亀ペアのシーンは芝居としてとても面白く感じた。あの二人になるとわくわくする。チャリ場がうまいのは井上さんらしさか、役者の力か両方か。2部の後半からは忠兵衛&梅川ペアもクライマックスシーンはとてもよかったです。説得力がありました。なんだかんだ言って泣きました。間違いなく、すごい役者さんなのだろうなぁと。だからこそ少しもったいなかったな。いや、これは個人的な感想。

歌舞伎を見てなかったら違う感想を持ったかもしれません。舞台は美しかったですしそれだけで一種の感動がありました。しかし当分は和物の演劇は見ない方がいいかもしれないなぁ。特に古典歌舞伎にある題材のものなどは。なんちゃって和物とかオリジナルなら、逆に大丈夫だと思うのだけれど。思わぬ弊害である。

まあいいや、歌舞伎見に行こ。